横浜市

ピアース日吉【ポジション・建設地・デザイン】

「日吉」駅徒歩3分×25年ぶり

日吉のマンションに詳しい方は強烈なコピーに感じたのではないでしょうか。コピーだけで立地の良さが伺える日吉エリア待望の新築マンション、ピアース日吉(以降では本物件と記載)。城南エリアを中心に多くの供給実績をもち、デザインに定評のあるモリモトによって分譲されます。

日吉の駅近新築マンションというだけでもテンションが上がりますが、これまで神奈川県内では限定的なエリアでしか供給がなかったモリモト物件ということもあり注目度の高い物件です。類稀なポテンシャルをもつ立地の希少性とはいかに。

一言でいうとすれば「二度と出会えないかもしれない絶妙すぎる立地」だと思います。

物件ポジションや建設地について、とことんリサーチしたので詳しくレポートしていきます。

  • エリアの特徴や物件ポジションを知りたいな
  • そんなに言うほど希少な立地なの?
  • 建設地や周辺はどんな感じ?
  • デザインについて詳しく知りたいな

本記事ではこのような疑問や悩みについてレポートしていきます。

日吉エリアの特徴や物件ポジション、立地のポイントについて掘り下げていきたいと思います。デザイン性の高さにも着目してレポートしますので、ぜひ最後までお楽しみください。

記事の内容

下の目次から興味あるか所を選んでお読みいただけますのでご活用ください。

物件概要

物件名ピアース日吉
所在地神奈川県横浜市港北区日吉2丁目452-1外(地名地番)
交通東急東横線、目黒線、新横浜線、横浜市営地下鉄グリーンライン
「日吉」駅まで徒歩3分
地目宅地
地域・地区第一種住居地域、準防火地域、第四種高度地区
建ぺい率60%(建築基準法第53条3項2号により70%)
容積率200%
総戸数25戸(他に管理人室1戸)
敷地面積659.42㎡(実測面積)・658.65㎡(確認申請対象面積)
建築面積457.22㎡
建築延ベ床面積1,672.42㎡(容積対象外面積358.82㎡含む)
構造・規模鉄筋コンクリート造 地上5階建
駐車場2台:平置駐車場
間取り1LDK~3LDK
住戸専有面積31.14㎡~75.26㎡
分譲後の敷地の権利形態敷地:専有面積割合による所有権の共有/建物:専有部分は区分所有権、共有部分は専有面積割合による所有権の共有
管理形態区分所有者全員で管理組合を構成し、管理会社に委託
管理会社株式会社モリモトクオリティ
完成予定日2026年1月下旬
引渡予定日2026年3月中旬
設計・監理株式会社ビッグプランニング
施工奈良建設株式会社
売主株式会社モリモト
※総戸数は友の会会員住戸4戸・募集対象外住戸2戸を含む。掲載の面積は一般分譲住戸(19戸)に対応。

ポジション

エリアの特徴

まずはじめに日吉エリアの特徴から確認していきましょう。

東急による街づくり

文教エリアとして発展してきた日吉の街は、駅の東と西で街の趣きが大きく異なる2つの顔をもっています。東側は広大で自然豊かな慶應義塾大学の日吉キャンパスがあるのに対し、放射状の街並みが特徴的な西側はにぎやかな商店街と閑静な住宅地が広がっています。もともとは山林に覆われた農村でしたが、東急による鉄道開通にともない住宅地の開発が行われました。

時系列で日吉の歴史をチェックしてみましょう。

  • 1926年
    東横線が開通し日吉駅が開業
    農村地域であったが都市化が進む
  • 1928年
    東京横浜電鉄(現:東急電鉄)が日吉台の土地を寄付し慶應義塾大学を誘致
  • 1934年
    慶應義塾大学が日吉キャンパスを開設
  • 1950年代〜1960年代
    戦後に都市化が進み住宅地が広がり人口が増加
    住民の生活を支えるため日吉駅西側で商店街が形成
  • 1970年代〜1980年代
    東横線沿線の宅地開発が進む
    日吉がベッドタウンとして人気を集め商店街が発展
  • 1911年
    東横線の複々線化工事により現在の日吉駅が竣工
  • 1995年
    日吉東急百貨店(現:日吉東急アベニュー)が開業
  • 2008年
    横浜市営地下鉄グリーンラインが開通
  • 2020年代
    新しい商業施設や住宅の建設が続く
    地域の利便性と街の景観が向上
  • 現在にいたる

東急によって開発された日吉の街は慶應ブランドによって一躍人気となり、文教エリアとして現在の住宅街へと発展を遂げました。

日吉エリアの街並み

大学×商店街×住宅街が一体となって発展してきた日吉は多彩な魅力をもつ街です。ここからは周辺エリアの様子を写真で紹介していきます。下記のマップと合わせてチェックしてみてください。

日吉駅改札前の様子です。コンコースには待ち合わせの定番である「ぎんたま」のモニュメント(正式名称:虚球自像)が目にとびこみ、開放的な吹き抜けの天井が印象的です。学生が多くてとても活気がありますね。

駅東側の様子です。駅と日吉キャンパスの間には綱島街道をがとおります。学生も車も交通量が多いエリアです。駅周辺の生活においては、この綱島街道を境に、東側の大学エリアと西側の居住エリアで分けられているように感じます。

日吉キャンパスの象徴といっても過言ではないイチョウ並木です。その長さは220mにもおよび、約100本の銀杏の木が立ち並びます。風致地区にも指定されるキャンパス内は自然豊かで、建物を除いて一般開放されています。散歩などを楽しむ地元の方の姿も見られます。

約10万坪(東京ドーム7個分)の敷地面積を有する日吉キャンパスは、まさにジャイアント級の広さです。街と一体化した広大なキャンパスは開放感に溢れています。

日本陸上競技連盟の公認となる陸上競技場です。さまざまな競技会や記録会が開催される会場で、2024年3月にはトラックの全面改修や人工芝の張り替えリニューアルが完了しました。慶應エンブレムも輝いていますね。

イチョウ並木をすすんだ先には日吉記念館があります。白を基調とした列柱とガラス貼りのデザインからは、荘厳でありながらモダンな印象を受けます。

日吉駅周辺マップへもどる

駅西口前の様子です。東口とは雰囲気が大きく変わります。

西側はエトワール型道路とよばれる放射状の道が特徴的です。田園調布と同様に渋沢栄一が提唱した田園都市構想をもとにつくられた計画的な美しい街並みが広がります。

駅を出るとすぐに、放射状の道で形成された大きな商店街が向かえてくれます。後ほど詳しくレポートしますが、商店街はバラエティに富んだお店で充実しており、賑やかで活気があります。これぞ学生街という雰囲気も存分に感じられますね。

商店街を抜けた先には住居専用地域が広がり、景色が穏やかな住宅街へと一変します。駅前や商店街の喧騒からウソのように落ち着きを感じられる閑静な住宅地です。

日吉駅周辺マップへもどる

高台立地

日吉駅は鶴見川と矢上川の間にある丘上の高台立地に位置します。駅周辺には坂道がなく本物件は平坦な道かつ信号なしの快適なアプローチが実現しています。坂道が多いエリアにおいて、生活がしやすいポジションと言えるでしょう。

下は周辺エリアの標高図になります。日吉駅は綱島駅や元住吉駅よりも標高が高い位置にあるのがわかります。マップ内の赤門坂が高台と低地をつなぐ道になります。

赤門坂の様子です。坂の上から下の標高差は約25mあります。後ほど周辺エリアの分譲事例を紹介しますが、駅西側では多くのマンションが坂下に位置しており、高台立地である本物件の優位性が伺えます。

綱島駅から元住吉駅の区間における標高断面図です。綱島街道をトレースして作成しました。

日吉駅付近の標高は約24mありヒルトップに位置します。日吉キャンパスは駅から東方向にむけて傾斜しており、さらに標高が高くなります(日吉記念館あたりで標高37mほど)。高台となる日吉駅周辺は本物件も含めて、災害リスクが少ない安心できるポジションといえるでしょう。

アクセス利便

電車アクセス

日吉駅は住みたい沿線ランキングで毎回上位にランクインする東急東横線をはじめ、目黒線、新横浜線、横浜市営グリーンラインの計4路線が利用可能です。


主要駅への乗車時間(平日の通勤時)は以下になります。

  • 渋谷駅:直通23分
  • 品川駅:24分
  • 新宿:34分
  • 横浜駅:直通11分
  • 新横浜駅:直通6分
  • センター北駅:直通10分

日吉は港北区の中で一番北に位置し、都心方面・横浜方面ともにアクセスしやすいポジションです。東横線においては急行停車駅という点もポイントになります。また、新横浜線の開通によって新横浜にもアクセスしやすくなりました。出張や旅行などによる新幹線の利用もスムーズですね。

下の一覧表は沿線の駅における、2023年度の1日あたりの平均乗車人員数です。4路線の始発駅(東横線は下りの一部、新横浜線は一部列車)となる日吉駅は多くの人が利用するターミナル駅です。将来的な人口減少はあるものの、慶應義塾大学のキャンパスがある以上、流動人口が高い駅だと考えられます。街の魅力と交通利便性の融合は多くの人が集まる人気の秘訣かもしれません。

駅/路線東急JR横浜市営合計
武蔵小杉97,675人107,559人N/A205,234人
元住吉28,857人N/AN/A28,857人
日吉88,201人N/A36,507人124,708人
綱島41,484人N/AN/A41,484人
2023年度:1日あたりの平均乗車人員(東急は乗降者数を半分にした数値)
※東急電鉄調べ https://www.tokyu.co.jp/railway/data/passengers/
※JR東日本調べ https://www.jreast.co.jp/passenger/index.html
※横浜市調べ https://www.city.yokohama.lg.jp/city-info/yokohamashi/tokei-chosa/portal/tokeisho/09.html#C8428
※東急は乗降者数を半分にした数値になります

日吉駅 天井リニューアル工事

今年3月に日吉駅の天井リニューアル工事が発表されました。街の特徴であるイチョウ並木をコンセプトに、快適性や街の繋がりを目指して駅空間が新たに生まれ変わります。新たな街の発展はワクワクしますね。竣工は2024年の春頃の予定となっています。

東横線・目黒線・東急新横浜線日吉駅天井リニューアル工事のお知らせ
https://www.tokyu.co.jp/image/information/pdf/240318_d_hiyosi.pdf

バスアクセス

駅前にはバスターミナルもあるのでバス利用も可能です。東・西の移動のほか、アピタテラスや綱島方面へ行くのに便利ですね。また、日吉駅東口からは御殿場プレミアム・アウトレットや富士急ハイランド行きの高速バスも利用できます。

多彩な商業利便

本物件は「キング・オブ・ザ・商業利便」とも言えるポジションに位置します。日吉東急アベニュー駅西側に広がる商店街。エリア内の商業の核となるツートップを至近距離で日常使いできる本物件はとても恵まれた立地です。

日吉東急アベニュー

食品をはじめファッション、雑貨、家電、書籍、飲食店、ドラッグストア、クリニックなど、多彩な商業施設が集積するショッピングモールです。駅から直結しているので、雨などの天気を気にせず入店できるのもポイントです。入り口前や店内では催事がおこなわれているので楽しみ増えそうですね。

注目したいのは本物件との位置関係とその動線です。日常生活に欠かせない便利な大型商業施設がとにかく近い!最寄りの出入口は本物件からわずか40mと超至近です。

エントランス付近からは東急アベニューの建物が間近に見えます。まさに目と鼻の先のミラクル立地です。本物件と駅の動線上には東急フードショーなる食品フロアが広がっているので、買い物をしながら駅との往来が可能です。営業時間内(本館1FとB1は10:00-21:00)であれば明るい店内をとおって移動できるので、夜道をさけたり悪天候時なども便利ですね。

東急フードショーの様子です。パンや和洋菓子、お惣菜、お弁当などの他にも、催事コーナーが設置されており、充実した食品売り場となっています。デパ地下のようなイメージですね。

さらに奥へ進むと肉や魚、野菜といった生鮮食品を集合レジにて販売するザ・マーケットプラスがあります。店内は広々しており、買い物もしやすいですね。高級路線なのでお高めという点だけがネックでしょうか。

こちらはフロアマップです。ユニクロや無印、カルディなども入る充実したラインナップです。日常使いをするうえで、とても使い勝手のよい商業施設ではないでしょうか。

5つの商店街

駅西側にはは日吉中央通り、普通部通り、浜銀通り、サンロード、メイルロードの5つの商店街が放射状に広がります。

慶應生からは「ひようら」ともよばれており(東口:日吉キャンパス=日吉の表/西口:商店街=日吉の裏)、多くの学生が流れてくるので活気があります。ラーメン激戦区でもあり、良い意味で新陳代謝がはたらけば、商店街の活性化にも繋がりそうでうね。商店街と日吉キャンパスは一蓮托生といった感じでしょうか。

一部にはなりますが、商店街の中を紹介したいと思います。


各商店街の出入口はそれぞれでカラーが異なります。安定のチェーン店もありますが、飲食店やカフェ、雑貨店など、個性豊かなお店もたくさんあるので、新しい発見や日常に彩りを与えてくれそうですね。

本物件からは浜銀通りとサンロードが最寄りの商店街になります。放射状の道に続く商店街において、メイルロードは日吉中央通りと浜銀通り商店街をつなぐ道となる唯一の商店街です。メイルロードのように同心円状の道にも多くのお店が並ぶので、お店の数がとても充実しています。

商店街には雰囲気よさげなバルや、

かわいらしいパン屋さんがあったり、

モダンな感じのお好み焼き店が新規オープンしたり、

学生街ならではのゲームセンターがあったり、

お洒落な婦人服のセレクトショップがあったりと、多種多彩なお店が軒を連ねます。

なお、浜銀通りはバス通りになっているので歩く際は気をつけましょう。

お気に入りのお店を見つけたり、ひようらグルメのコンプリートを目指すなど、色々な楽しみ方ができますね!学生街の雰囲気が苦手でなければQOL爆上がりのエリアだと思います。なお、放射状の街並みは歩き慣れていないと迷子になります(なりました、、)

ライフインフォメーション

<商業>
・ファミリーマート(徒歩1分/約50m)
・まいばすけっと 日吉駅北店(徒歩1分/約80m)
・まいばすけっと 日吉駅西口店(徒歩2分/約140m)
・トモズ(徒歩2分/約140m)
・自然食品F&F(徒歩3分/約200m)

まいばすけっとが近くに2店舗もあります。

<公共施設>
・日吉駅前交番(徒歩3分/約180m)
・日吉郵便局(徒歩3分/約210m)
・日吉駅前行政サービスコーナー(徒歩3分/約230m)

<医療>
・ながおか歯科医院(徒歩1分/約50m)
・八木医院(徒歩2分/約140m)
・日吉メディカルクリニック(徒歩6分/約450m)

<教育>
・【通学区】日吉台小学校(徒歩6分/約450m)
・【通学区】日吉台中学校(徒歩18分/約1,370m)

文教エリアだけに駅周辺には多くの学習塾があります。

中学校までは少し距離があり、赤門坂の下にあるので通学をややネックに感じるかもしれません。飯島直子さんの出身校らしいです。

<公園>
・松の川緑道(徒歩7分/約530m)
・日吉公園(徒歩7分/約560m)

周辺エリアの分譲事例

ここからは周辺エリアの分譲事例をチェックしていきます。

下のマップおよび一覧は日吉駅徒歩15分以内で、2004年1月以降に販売された分譲マンションを落とし込んだものです(投資用マンションは除く)。①~⑮は駅西側、⑯~㉕は駅東側で供給されたマンションとなり、番号の並びは駅徒歩分数が早い順(同分数は分譲開始順)になっています。

他物件のレポート記事では駅徒歩10分以内の物件を抽出していましたが、日吉駅周辺は10分以内の物件が少なく、駅東側の供給の大半を占めるプラウドシティ日吉が徒歩10分以上ということもあり、15分以内の物件を対象としています。そのため、日吉本町駅を最寄りとする物件もいくつか混在していますが、駅距離の条件を揃えるために日吉駅を基準として駅徒歩分数を記載しています。

※スマホでの閲覧は文字等が小さいので画像を拡大してご覧ください

上述のとおり日吉駅から徒歩10分以内のマンション供給は非常に少なく5分以内の駅近物件は2物件しかありません。駅西側には広大な日吉キャンパスがあり、駅東側は商業地域を超えるとすぐに第一種低層住居専用地域の戸建て住宅地が広がることが理由だと考えられます。このようなエリアにおいて、駅近のマンション用地は限定的で希少な立地と言えるでしょう。なお、均専有面積70㎡を超えるファミリーマンションが大半を占めるエリアになります。

以下に駅西側と東側それぞれのポイントを挙げます。

<西側>
・駅周辺の高台に位置する物件は少なく、赤門坂下の低地に位置するマンションが大半を占める(多くは最寄りが日吉本町駅)。
総戸数100戸以上の大規模マンションはなし。ザ・パークハウス日吉の97戸が最大規模。
・そもそもマンション供給自体が少なく、新築マンションはジェイグランディア日吉の2018年10月以来となる約6年ぶりの供給

<東側>
高台立地に位置するマンションはなし
住居系以外の用途地域に建つマンションが過半数を占める。
・1,300戸を超えるプラウドシティ日吉は2018年12月から2022年3月まで分譲
直近では2023年8月にブリリア日吉三丁目が分譲。西側に比べて新築マンションの供給が続いた

立地の希少性

ここからは周辺エリアの分譲事例を踏まえながら、本物件の希少性を確認していきます。その前にポジションについて、ここまでの話をいったん整理してみましょう。

ポジションのポイント

  1. 東横線・目黒線・新横浜線・グリーンラインの4路線利用できるアクセス利便
  2. 高台立地×駅徒歩3分×フラットアプローチ×信号なし
  3. 駅直結の日吉東急アベニューまで約40mと近接
  4. 商業が栄える駅西側に位置し、5つ商店街に近接

アクセス利便商業利便を兼ね備えながら、高台立地による安心感と駅近フラットアプローチという快適性をもち合わせた、好条件揃うポジションであることがわかります。

周辺の分譲事例で確認したとおり、駅西側では徒歩3分以内の供給はありませんでした。日吉駅西口を最寄りとした徒歩3分以内のマンションは1999年10月に分譲されたラベル日吉以来となり、約25年ぶりの希少な新築マンションと言えるでしょう。

すでに至れり尽くせりの好条件だと感じますが、本物件は駅近でありながら穏やかな住居系地域に位置します。高さ制限20mとなる第一種住居地域に該当し、近隣商業地域と第一種住居地域(高さ制限10m=上層階は抜けやすい)が隣接。駅から続く商業エリアの先にある住宅エリアの最前席となるポジションです。

冒頭に申し上げた「絶妙すぎる立地」の決めてとなる要素であり、わずかにズレただけで事業化できなかったであろう、まさに絶妙というワードがどハマりする好立地です。この後の建設地レポートでも紹介しますが、南面接道もポイントになってきます。

なお、下の用途地域マップに落とし込んだとおり、ラベル日吉は商業地域に該当するため、「駅徒歩3分×住居系地域」の条件を満たす物件はピアース日吉がエリア初となります。

以上のこのより本物件が希少な立地であるのは言うまでもなく、このような類稀な立地には二度と出会えないかもしれません。

建設地

建設地と周辺の様子

ここからは建設地と周辺の様子をレポートしていきます。

下のマップには撮影位置を落とし込んでいます。以降で紹介する写真に番号を振っているので、マップと照らし合わせながら確認するとイメージが湧きやすいと思います。適宜、下のマップへ移動するアンカーリンクを設置しているのでご活用ください。

※スマホでの閲覧は文字等が小さいので画像を拡大してご覧ください

建設地はサンロード商店街と浜銀通り商店街のちょうど間に位置し、駅からの商業地域を超えた先の第一種住居地域にあたります。商業エリアに隣接していますが、商店街の通りから中に入った道なので落ち着いた印象です。

接道するのは南側だけですが、5.5m弱の幅員がとれているので日当たりに期待できます。

前面道路は人通りも少なく、東から西方向にかけて(東急アベニュー側から浜銀通り商店街へ抜ける方向)、車両侵入禁止になっているため車の通りも多くありません。駅前や商店街の喧騒を忘れさせてくれる閑静な立地です。

敷地面積650㎡ほどと小ぶりですが、きれいな整形地です。

北側には共同住宅が2棟並んでいますが、ともに3階建てのため圧迫感はそこまで感じられません。

東側には戸建て住宅が建っています。敷地いっぱいに建つこともあり離隔が短いので、低層階は前建ての被りが気になるかもしれません。

こちらは西側の様子です。隣地境界線より西側は第一種低層住居専用地域になり、高さ制限10mのエリアになります。高さがない戸建てが建ち並ぶため、前建てをかわせれば抜け感ある眺望が期待できそうです。

南面接道の先には共同住宅と商業ビルが建ち、その間には浜銀通りへ続く道路がとおります。そこを前面とする住戸は前建てとの被りを避けられます。

眺望が抜けてくるのは最上層階のみになりそうですが、前面の建物とは離隔がとれているので日照は確保できると思います。中層階は電線の被りを考慮しておく必要があるでしょう。

なお、現地調査をした日中時のタイミングでは、カラオケ店から音が漏れたり騒がしい様子はありませんでした。

建設地・周辺 撮影位置マップへ戻る

エントランス前の通りから建設地方向をみたカットになります。小道の先のどん突きにあたる場所なので、通る人の目にも入りやすいと思います。

アルミパネルによる光の反射や、豊かなガラス面のファサードは人の目を惹きつけそうです。マイホームを眺めながら歩ける素敵な帰路は、入居後の満足度を一段と高めてくれるでしょう。

周辺には豪邸が建っています。豊かな緑の潤いと、邸宅街の趣きが感じられます。

建設地の1本奥にはいった通りの様子です。このあたりも穏やかな印象で雰囲気のよい街並みです。

サンロード通り商店街の様子です。道幅が広開放的で、他の商店街よりもわちゃつき感は少ない印象です。歩道と車道が混在気味なので車の通行時は注意した方がよさそうですが、東急アベニューの出入口がすぐなので、店内に入ってしまえば車や天気の心配は無用ですね。

東急アベニューの存在感が強くてうっかり忘れがちですが、サンロード通り商店街沿いには線路がとおっています。電車の走行音は聞こえますが駅のホームは地下にあるので、不快に感じるほどの騒音ではありません。建設地から線路までは直線距離にして約50mほどですが、うるさく感じるほどではないでしょう。

建設地・周辺 撮影位置マップへ戻る

騒音チェック

というわけで、建設地の騒音を検証してみました。

測定方法は以下になります。

測定方法
・測定器アプリ「騒音測定器 - Simple Sound Meter」を使用
・マップの星印の地点(エントランス付近)で5分間測定
・日中時の工事が行われていないタイミングで測定

結果は以下のようになりました。

平均値(dB)最小値(dB)最大値(dB)
51.324573
騒音チェック測定結果

下のガイドと合わせてチェックしてみてください。

エントランス付近での平均値は51.32dBとなり、静かな事務所レベルである「日常生活に望ましい」に分類される結果となりました。耳をすませば電車の走行音は聞こえますが、気になるような騒音ではありません。線路は途中から地下に入り、駅ホームに近いため減速走行が音の緩和になっていると考えられます。建設地から線路まで直線距離で約50mほどですが、窓を開けて生活しても気にならないと思います(個人の感想です)。

防災情報

横浜市によるハザードマップの状況を災害項目ごとに確認しました。赤い印がついた箇所が建設地になります。 

近年各地で相次ぐ自然災害により防災意識が高まっていますが、高台に位置する本物件は防災性を備えた立地と言えるでしょう。

土砂災害

該当ありません。

洪水

該当ありません。

内水

敷地南東側の一部は内水浸水想定区域として該当します。浸水深の目安は、2〜20cm(道路冠水相当)が想定されています。

地震

元禄型関東地震被害想定とした場合、震度5強から震度6弱が想定されます。

液状化

該当ありません。

デザイン

「デザインのモリモト」ならではの洗練された素敵なデザインですね!ここからはデザインの特徴について紹介したいと思います。

アルミパネル豊かな窓面が特徴的で、独創的な世界観を感じられるファサードです。斜めのラインが多用され、放射状の日吉の街並みを彷彿とさせます。

アルミパネルの立体感あるフォルムは南から受ける陽光を反射して、多彩な表情を与えてくれるでしょう。キャッチコピーの「日吉、煌めく。」にも頷けますね。季節や時間帯などにより、様々な変化を楽しませてくれそうなデザインです。

マンションの顔となるエントランス部分です。アプローチが短いのは残念ですが、彩り豊かな植栽とワイドなガラス貼りが美しく映ります。エントランス横のブロンズ色の金属パネルからは高級感と落ち着きが感じられ、デザイン全体のアクセントに。内部もアルミパネルで装飾されることで、外からの連続性を感じられる空間です。

開放的なエントランスホールの壁面には、ファサードから連続するアルミパネルを採用。その横の壁面には大理石調のパネルが使われており、スタイリッシュかつラグジュアリーな雰囲気に仕上がっています。豊かな窓面から差し込む光と照明計画の灯りによって、明るさと優しさが感じらる空間ですね。

デザイン ディティール

斬新な印象を与えるアルミパネルは、外観デザインのアイコンとなっています。

金属パネル以外の部分には、本実(ほんざね)型枠コンクリート工法を採用。

無機質な金属パネルにナチュラルな素材が組み合わさることで、建物全体のバランスがとられています。

デザイン監修の松田仁樹建築設計事務所さんの公式サイトに本物件のCGが掲載されていました。とてもカッコイイですね!

過去の分譲事例より類似デザインをみつけたので紹介します。デザインイメージの参考としてご覧いただければと思います。

⚫︎ピアース碑文谷五丁目
アルミパネルを採用

⚫︎ディアナコート石神井公園
本実型枠コンクリート工法を採用


デザイン監修の松田仁樹建築設計事務所のプロジェクト実績です。どれも素敵なデザインなので合わせてチェックしてみてください。

松田仁樹建築設計事務所
https://www.yoshikimatsuda.com/

プロジェクト実績
(画像出典:松田仁樹建築設計事務所 公式サイト)

おわりに

ピアース日吉は好条件の要素が結集した希少性の高い物件だと思います。気軽に駅周辺の商業利便を堪能しながら、落ち着きある住環境と高台の安心感を得られる暮らしは、日々の生活に潤いと快適さを与えてくれるでしょう。

ここまでレポートしたとおり、非の打ち所がない絶妙な好立地ですが、現地調査をして感じたのはエリア・立地・建物ともに様々な顔をもった物件だと思いました。理屈や根拠を重ねた物件の魅力はもちろんありますが、直感的に住んでからの満足度が高そうな物件だと思います(詰まるところは良い条件が揃っているからなのでしょうが)。一般販売住戸は1LDKから3LDKまでプランバリエーションが豊富なので、ファミリーからDINKSや単身まで、どの世帯にもフィットするのも嬉しいポイントです。

一方で、度肝をぬくほどの価格に多くの方が驚かれたと思います。SNSでは「ピ吉」というかわいらしい愛称で呼ばれるものの、エリア相場という概念を忘れてしまうほどの値付けには、かわいらしさを微塵にも感じられません。同予算であれば都内を含めて多くの選択肢がありますが「高くてもプレミアムなこの立地に住みたい」「武蔵小杉のタワマンより日吉が好きなんだ」という日吉愛に溢れた方にとっては、ヨダレものの物件ではないでしょうか。

ここまでお読み頂きましてありがとうございました。後編記事では建物・住戸攻略・設備仕様・価格についてレポートしています。こちらの記事もぜひチェックしてみてください。